目標に向かってコツコツと行動を継続することは、長期的な成果を生む鍵です。
このアプローチは一見簡単に見えるかもしれませんが、実際には毎日続けることは非常に大変なです。
継続を成功させるためにはいくつかのポイントがあり、ここでは僕が実践し、効果的だと感じた方法や考え方を紹介します。これらのテクニックは、目標達成への道のりを容易にし、継続を支援するためのものです。
目標に向かって継続させる4つのポイント
その1 小さく始める
新しい習慣を始める際、例えば筋トレやランニングなど、最初は大きな意欲を持って取り組むことが多いですね。しかし、時間が経つにつれてモチベーションが下がり、結局は挫折してしまうことも少なくありません。
なぜでしょうか?それは、習慣化の過程で遭遇する辛い場面や面倒な瞬間が強く印象に残り、それが重荷となってしまうからです。こうなると、もっと楽しくて快適な活動に逃避してしまう傾向があります。
ここで重要なのが、「小さく始める」という考え方です。大きな目標を掲げるのではなく、まずは非常に小さなステップから始めてみるのです。例えば、筋トレを始める場合、「まずは着替える」「ダンベルを用意する」「玄関まで行く」「靴を履く」「外に出る」といった小さな行動を設定します。これらは簡単に実行できることです。
一度小さな一歩を踏み出すと、「今日はもう少し頑張ってみよう」という気持ちが自然と湧いてきます。このように小さな行動を積み重ねることで、脳は新しい習慣に徐々に慣れ、それが継続への第一歩となります。
ポイントは、初めから大きなことを目指すのではなく、小さな成功体験を積み重ねることです。これが、新しい習慣を身につけ、継続するための秘訣なのです。
その2 習慣になっていることに続けて行う
効果的な新しい活動の取り入れ方は、既に身についている日常の習慣の直後に行うことです。これにより、新しい活動を自然と継続することが可能になります。
例として、「夜に歯を磨いた後」や「お風呂から上がった後」など、毎日自動的に行う習慣の直後に、新しい活動をスケジュールに組み込む方法があります。この手法を使うことで、新しい活動に取り組む際に「面倒くさい」と感じる前に、スムーズに行動に移せるようになります。
僕自身も、過去にリペア作業をしていた際、お風呂から出た後にすぐ歯を磨き、その直後に作業を始めていました。人間は、慣れない新しい行動を取ることに消極的な傾向があります。これは脳の仕組みに基づいているため、このアプローチは非常に有効です
その3 万が一のときの場合を想定しておく
日常生活では、計画通りに物事が進まない日もあります。特に、新しい活動を継続しようとする際には、予期せぬ用事が入ることがありえます。そんなときのために、事前に「もしもの時の対処法」を決めておくことが大切です。
例えば、ランニングをする予定だった日に雨が降った場合、「雨の日はどうするか?」をあらかじめ決めておくと良いでしょう。晴れていれば外でランニングをし、雨が降っていれば自宅で筋トレをするなど、代替のプランを用意することで、毎日の継続が可能になります。
特に完璧主義者の方にとっては、計画が一度でも中断されると、「自分はダメな人間だ」と感じてしまうことがあります。しかし、事前に様々な状況を想定し、代替プランを用意しておくことで、このようなネガティブな感情を避け、継続への道を切り開くことができます。
その4 一度の失敗に挫けない
習慣を毎日続ける中で、避けられないのが「できなかった日」です。よくあるのは、一度続かなかったことで「私はいつも続かない」と自己批判をしてしまうケースです。このように自分を責めてしまう人は多いのです。
しかし、ここで重要なのは、一度の失敗にとらわれず、再び継続することを心掛けることです。たとえば、「10日間ダイエットを続けたが、今日は特別な日で美味しいものを食べてしまった」という日もあります。
そんな時は、一回の失敗を許し、それを気にせずに、翌日からまた元の習慣を再開することが大切です。一度の滑りは、全体のプロセスを否定するものではありません。逆に、そこから立ち直って継続する強さが、成功への鍵となります。
まとめ
継続させるためには他の方法もいくつかありますが、その中でも効果的だった方法をご紹介させていただきました。
今できることから一つ一つ実践してみてください。