ブランドリペア転売を始めるとき、揃える道具を見てみるとエアブラシと塗装ブースの初期費用に抵抗を感じたかもしれません。
できることなら、初期費用を抑えたいですよね。
なので今回は
- エアブラシと塗装ブースはリペア転売に必要?
- もし買うなら安い商品と高い商品、何を選べば良い?
- エアブラシと塗装ブースを使わなくてもできる方法がないの?
特に費用がかかる「エアブラシ」 と「塗装ブース」 について解説していきます。
最後までご覧いただけたら幸いです。
ブランド品をリペアするためにエアブラシや塗装ブースは必要?
結論、ブランド品のリペアにエアブラシと塗装ブースは絶対に必要な道具ではありません。
なぜなら、多くの修復作業は筆と溶剤だけで可能だからです。
僕も当初はエアブラシと塗装ブースを最初に揃えましたが、単に「便利だから」という理由でした。
「不要」というのが結論ではありますが、用意するメリットは何があるのか知りたいと思いますで具体的に解説していきます。
エアブラシと塗装ブースを用意することには大きく分けて3つの理由があります。
エアブラシと塗装ブースを用意するメリット
- 安心して作業を進めることができる
- 数多くの商品を仕入れられる
- コスパが良い
用意するかどうかは自由ですが、将来的なことを考えると、これらを用意しておく方が便利です。
各点について詳しく解説していきます。
安心して作業を進めることができる
安心して作業を進めるためには、エアブラシを使うことが非常に有効です。
染色には「筆」や「エアブラシ」を使用しますが、エアブラシは筆よりも高い精度の修復が可能です。
革の種類によっては、筆で染色すると小さな水滴が残ったり、跡がついてしまうことがあります。
しかし、エアブラシを使えば霧状に細かく噴射して染色できるため、筆よりも精度の高い仕上がりを実現できます。
失敗したくない場面や、やり直しに手間がかかる作業では、エアブラシや塗装ブースがあると便利です。
数多くの商品を仕入れられる
筆のみですべての革素材が染色できるわけではありません。
もし「筆だけで染色できる革」に仕入れを限定するなら、エアブラシや塗装ブースは不要です。
しかし、より多くの商品を仕入れるためには、エアブラシや塗装ブースの準備が有利です。
利益の見込める商品をリサーチして見つけたとき、「エアブラシがないと修復できない」という状況は避けたいですね。
多様な商品に柔軟に対応するためにも、これらの道具を用意しておくことがオススメです。
コスパがいいため
今までリペア作業を行ってきた経験から、エアブラシと塗装ブースを用意して良かったと特に感じるのは、コストパフォーマンスの面です。
リカラー修復後には最終的にトップコートを施す必要があります。
(トップコートとは色が落ちないように色止めコーティングをする最終工程です。)
缶スプレーを使った簡易的なトップコートも可能ですが、コストパフォーマンスはそれほど良くありません。
対して、エアブラシと塗装ブースを使用すれば、缶スプレーのトップコート剤と比較して、一点あたりの利益が500円程度変わると感じています。
単純計算で、1点で500円の差が10点で5,000円、100点で50,000円の損失となります。
したがって、長期的に見ると、エアブラシと塗装ブースを揃えておくことは、非常に有益だと考えられます。
いきなりトップコートの話が出てきて驚いたと思いますが、僕がトップコートとエアブラシをセットで使っている理由を具体的に別記事でまとめてありますので合わせてご覧ください。
リペアする環境次第で塗装ブースは不要になる場合も!
塗装ブースはエアブラシから放たれた塗料をフィルターで受け止め、屋外へ放出する便利な装置です。しかし、住んでいる環境によっては塗装ブースが不要になるケースもあります。
例えば、
- 窓を開ければすぐにベランダがある場合
- ガレージや屋根下がある場合
- 換気扇の近くで作業ができる場合
これらの環境が整っていれば、塗装ブースは必須ではありません。
部屋を締め切った状態でエアブラシを使うのは体への影響を考慮し避けるべきですが、換気機能が整っている、または屋外で作業ができる場所があれば、塗装ブースを購入する必要はありません。
住んでいる環境に合わせて対応することで、費用を抑えることが可能です。どのような環境で作業するかを一度確認することをお勧めします。
エアブラシと塗装ブース何を基準に選べば良い?
エアブラシと塗装ブースをオンラインで検索すると、価格帯も幅広く、多くの選択肢があります。
高評価レビューがある商品はある程度の品質を期待できますが、選択の基準が不明確な場合も多いでしょう。
僕が実際にこれらの道具を使用してみて感じた選択基準は以下の通りです。
エアブラシを選ぶ基準
- 作動音の大きさ
- 噴射圧力の強さ
- 価格
塗装ブースを選ぶ基準
- 作動音の大きさ
- 吸引力の大きさ
- 作業スペースの大きさ
- 価格
住んでいる環境によっては、大きな音が出せなかったり、作業スペースに制限があることも考慮する必要があります。
このような条件を踏まえて、僕が実際に使用したことのある3種類のエアブラシと2種類の塗装ブースを動画で紹介しています。
ぜひ、この動画を参考にして、自分に合った道具を選んでみてください。
エアブラシと塗装ブースの選ぶ基準がわかる記事
エアブラシと塗装ブースを使わなくてもできる方法がある?
エアブラシと塗装ブースを使わないリペア方法は、筆塗りで修復できる商品から始めることです。
多くの商品は筆塗りで修復可能ですが、一部の革製品は筆で塗ると跡が残りやすいものもあります。
筆塗りできる革の商品を選ぶことで、エアブラシや塗装ブースがなくてもリペア作業を行うことができます。
ですので、初めは筆塗りからできる商品に挑戦してみるのが良いでしょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
この記事の投稿主
【2020年2月】
毎日15時間労働の傍らリペア転売ゼロ知識で3ヶ月間834,882円利益を稼ぐ
【2024年11月】
ブランドリペア経験5年目
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